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屋久島探検記

鹿児島県熊毛郡屋久島町

屋久島探検に行ったのは1991年７月11日でした。

早朝に羽田からANA623便で鹿児島空港に行きJAC503便で屋久島空港に到着。そこからはいつもの事だが、ほとんど下調べの無い状態のまま宮之浦港方面に向かい宮之浦から白谷雲水峡を通るルートで入山することにした。

良く言われる事ですが、山を舐めてはいけませんね。
大した山道では無いのでハイキング気分で登れると言うガセ情報を信じて、その日はキャンプ用品一式と食料や酒なども含め確か10ｋｇ以上の荷物を背負っていました。山に入ると直ぐ目の前に超急な階段のような・・・手を使って登るような壁があった。自分だけ先にへこたれる事はできないと思い気合で登ったのですが、10ｍも登らない内に息が切れてほんとに死ぬかと思いました。途中には弥生杉や辻の岩屋などが在り良い所なのですが辻峠にはさすがに参った。素人にはお勧めできないルートです。

辻峠をなんとか越えてしばらくだらだらした山道を歩いていると視界が開け楠川分かれに到着。左は小杉谷、荒川登山口方面で、右が目指すウイルソン株、縄文杉方面になっている。

この道は伐採した屋久杉を運ぶ為のトロッコ道なので平らで歩きやすい。今まで登ってきた峠が強烈だったので楽チンに成った分とてもいい気分で歩けました。

ここまで来てもすれ違う人がまったく居ないので、ひっそりした山の静けさと小川のせせらぎを満喫してました。トロッコ道をしばらく歩いて、三代杉の下でキャンプをする事にした。